ホーム > 実践していよう(ワークショップ) > みんなで考えてみよう まだまだあるバリア

私たちのまわりには高齢者、障害のある人、外国の人等様々な人が暮らしていることがわかりました。
そして障害のある人といっても外見上わからない障害もあることがわかりました。
「街」「駅」「乗り物」で様々な交通バリアフリーが進められています。
でもこれだけで本当に誰もが安心して安全に暮らすこと、移動することができるようになるのでしょうか?
ここでは、どのようなバリアが残っているかを知り、社会の将来像や私たちにできることを考えてみましょう。

様々な人の意見を聞いてみましょう。

点字ブロックイメージ

私は、点字ブロックをたどって歩いていますが、実際点字ブロックがどこへつながっているかわかりません。駅で改札口に向かうために歩いていても、間違えてトイレにいってしまうこともあります。

点字ブロックの到達するところでは点字ブロックだけでなく音による案内がセットになっているとわかりやすくなりますね。 誰かが迷っていたら声をかけてくれると助かりますね。

私は色の違いが分かりにくいので、路線図を見ても色の違いが分からないと、どの路線に乗ればいいか分からない、サインを頼りに歩いていても色が似通っていて迷ってしまったりすることもあります。

また、私たちの中には見ることのできる範囲が限られている人がいます。サインを見えやすくするために文字などが大きくなっていることもありますが、あまりにも大きすぎると逆にわからなくなってしまうことがあります。

誰かが迷っていたら教えてくれると助かりますね。

路線図イメージ
スロープイメージ

私は多機能トイレのオストメイトの設備が必要です。私が並んで入ろうとしたとき、他の障害を持つ方がスッと入られました。外見上障害があるかどうかがわからないため、多機能トイレが必要ないと思われたのでしょうね。

一般の方だけではなく、他の障害者の方にも理解していただきたいと思います。

駅やいろいろな施設にエレベーターがついたので利用しやすくなりました。

でも電車に乗る時にはまだスロープを駅員さんに持って来てもらわなくてはいけないんですよね。だから事前に連絡する必要があったり、余裕を持って駅に行く必要があったりします。

駅員さんがスロープを持っていたら、車いすを使っている人が乗り降りすると思い、さりげなく見守ってくださいね。

トイレイメージ

■駅のエレベーター

駅のエレベーターは以前はホームの端など不便な場所にありましたが、利用しやすい場所への設置が進められるようになりました。

便利になったので様々な人が利用するため混み合っていて、本当に必要な人が利用できないこともあります。

お互い譲り合うことが大切ですね。

エレベーターイメージ

■点字ブロックの凹凸おうとつ

視覚に障害のある人にとって点字ブロックの凹凸は道しるべとして重要ですが、車いすを使っている人の中には振動にとても敏感な人もいます。そういう人にとっては点字ブロックの凹凸で車いすの操作が難しかったり、影響を受ける人もいます。

■点字ブロックの色

弱視の人に有効であるため黄色になっていますが、発達障害のある人にとっては不快な色だと感じる人もいます。

■アナウンスの声

駅内、電車内、バス内など様々な場所で音声による案内のためのアナウンスが流れています。視覚に障害のある人はこういった放送があることで、次の駅名やバス停名を知ることができますし、緊急時とても大事な情報となります。一方で、こういった音声によるアナウンスの声や内容が気になりやすい人もいます。

このように皆で知恵を出し合って工夫を重ねて解決していくことが必要な部分が残されています。
境界線

「バリアフリー」の言葉を皆が知る時代になり、エレベーター、点字ブロックやノンスッテプバスが普及しても、まだまだ不自由が残っています。

東日本大震災後にテレビでは公益社団法人ACジャパンの「思いやりの気持ち」をテーマにした作品が流れ続けました。「思いやりの気持ちを持っていても、なかなか行動に移すことは難しい。しかし、その美しい気持ちは、行為になってこそ、はじめて意味があるということ」ですが、皆さんはどう感じましたか?

施設を整備すれば終わりではなく、皆さんの心配り、手助けがあってこその施設です。

まさに「こころのバリアフリー」を育んで欲しいと思います。

境界線

外見上わからない障害だけど。。。

内部障害のある人や難病を抱えている人は、外見上わからないことがあります。ですから、特に若い人などは座席を譲る相手として認識されていないため困っていることがあります。病院で治療を受けた帰り道など、突然身体がだるくなって動けなくなってしまったり、気持ちが悪くなって吐き気を感じたりすることがあります。また、座るだけでなく、横にならないと症状が落ち着かない場合もあり、電車の座席に横にならざるを得ない時もあります。普段何気ない階段や段差も、身体の状態によってはとてつもない段差に思えて使えなくなってしまい駅のベンチに横になったり、長い時間座って症状が治まるのを待つこともあります。外見上障害があることがわからないため、周囲の人に知ってもらうためのマークを表示している人もいます。

また、妊娠初期のお腹がまだ小さい人もわかりづらいです。

公共交通機関は、様々な人が互いに譲りあって使う公共の場所です。常に周囲への気くばりの気持ちを持ちましょう。