さあ、次は実際に交通バリアフリーについて調べたり、
体験して、グループで話してみよう。
ワークショップのテーマを決めましょう。
自分たちで提案をまとめていくのに、次のステップで必要な事を選びましょう。
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■地域の問題点を探し出し、解決策について提案をまとめる
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■障害のある人の生活や行動を知り、だれもが暮らしやすい街について提案をまとめる
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■駅等の最先端のバリアフリーを知り、どんな将来が期待できるかまとめる
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[調べる]
学校や地域の図書館、地元の市役所などに行ったり、学校のパソコンなどを利用して調べてみましょう。
実際にテーマとなる場所を見に行ってみて、どんな工夫があるか探してみましょう。
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[聞く]
障害のある人に実際に話を聞いてみましょう。どんなことに困っているか、どんなことに気をつけているか聞いてみましょう。どんな手助けがうれしいか聞いてみましょう。
家族や地域の人に話を聞いてみましょう。テーマについて、どんなことを知っているか、またどんな工夫をしているかなど聞いてみましょう。
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[体験する]
様々な体験がありますが、疑似体験といって、一時的に移動に制約のある状態を想定して体験する方法があります。
体験する人と介助する人(サポート役)にわかれて体験してみましょう。また、途中で交代して、それぞれ体験して気づいたことを書き出してみましょう。
体験するときには障害のある人にも参加してもらうことでより実態に近い体験が期待できます。
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視覚に障害のある人が
普段どのように歩いているか体験してみましょう。
二人一組になって、アイマスクと白杖で学校の中をサポート役の人と一緒に歩いてみましょう。サポート役の人は、アイマスクをしている友達が安心して歩けるようにするにはどうしたらよいか声をかけて聞いてみましょう。
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車いすを使っている人が
普段どのように移動しているか体験してみましょう。
手動車いすで学校の中をサポート役の人と一緒に移動してみましょう。サポート役の人は、車いすに乗っている友達が安心して移動するにはどうしたらよいか声をかけて聞いてみましょう。
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お年寄りが
どのような困難を感じているか体験してみましょう。
おもりやメガネ、手袋、耳栓などをつけて歩いてみたり、黒板の文字を見てノートに書いたりしましょう。サポート役の人は、体験している人が困っているとき、どうしたらよいか声をかけて聞いてみましょう。
★このほか、妊産婦を体験できるグッズもあります。
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テーマについて調べたり、聞いてみたり、
体験した事などを振り返ってまとめましょう。
グループでまとめたことを出し合うことにより情報を共有し、更にどんな解決策を提案できるか話し合いましょう。グループで考えて提案する解決策について、発表できるよう準備しましょう。
発表するために紙に書き出してイラストや写真などを使用したり、原稿などを準備しましょう。その他、新聞形式でまとめる方法もあります。
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グループでまとめた解決策を発表し、
お互いの提案内容について話し合ってみましょう。
他のグループがまとめた解決策を聞くことにより、自分たちが気づかなかったことや更なるアイディアなどを書き出し、自分たちの提案内容と何が違うのかについてディスカッションしてみましょう。
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